兼六園のキノコ

兼六園のキノコとキノコ基礎知識

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キノコ基礎知識

私達が見ているキノコ。

キノコというと、傘があって軸がある、マツタケとかシメジみたいなオーソドックスなキノコを思い浮かべます。

地面に生えている(ように見える)コレは、植物で例えると果実とか花にあたるもので、キノコの本体ではありません。

キノコの本体は、菌糸(きんし)。

菌糸は、地中や樹木や宿主の中に、網目のように広がって張りめぐらされています。

役割で3パターンに分けられるキノコ

キノコには、だいたい3パターンあります。

樹木と共生して、おたがいに栄養のやり取りをする菌根菌類(マツタケ、シメジなど)。

落ち葉、朽木、遺体を分解して生物の更新を手伝う腐生菌類(サルノコシカケ、キクラゲなど)。

生物に寄生して一方的に栄養源にしちゃう寄生菌類(セミタケなど)です。

兼六園は不思議ワールドなので、これら3種のキノコがたくさん生えています。

世界中で兼六園にしか生えていないキノコもあります。

地表や樹木の根元だけでなく、樹木の高い場所にも生えているので、探して種類を調べてみるとおもしろいですよ。

キノコの季節は秋だけではなく、雪に埋もれる冬以外はどこかしらでキノコをみることができます。

トリュフ、シメジ、マツタケが生えていた、という記録も残っています。

園内での動植物の採取は禁止されているので、採っちゃだめですよ。

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