普賢象
普賢象(ふげんぞう)は、普賢象桜(ふげんぞうざくら)、普賢堂(ふげんどう)とも呼ばれる桜です。
兼六園では、明治記念之標(銅像)の背中側、上坂口トイレ(かみさかぐち)の近くにあります。
うっ、まだつぼみ!。
ソメイヨシノは散ってるのに・・。
普賢象という名前は桜の品種名です。
室町時代から栽培されている古い品種で、かなり淡い桜色(ほぼ白い)八重桜です。
花の中から伸びるめしべが二本、普賢菩薩(ふげんぼざつ)の乗る白象の牙のように見えるので、普賢象と呼ばれます。
普賢菩薩は辰年と巳年の守り神とされています。
普賢象の対面には、黄緑色の花が咲く鬱金桜(うこんざくら)があります。
花の時期が、普賢象の方が一週間ほど遅いので、一緒に満開にはならないのです。
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鬱金(うこん)、黄緑色の桜
普賢象の見ごろは、ソメイヨシノが散った頃、4月中頃~末頃です。