兼六園の歴史

兼六園の抜け穴伝説

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兼六園に抜け穴?

兼六園には不思議な伝説がたくさんあります。

そのうちの一つが抜け穴伝説。

「兼六園には抜け穴が3つある。抜け穴は、忍者寺、卯辰山、尾山神社につながっている。」

兼六園に囲いが無くて好き放題あちこち見て回ることができた時代、
観光客の間でウワサになり、抜け穴探しフィーバーのようなブームがあったようで、その時に作られた伝説のようです。

この時の抜け穴探しの資料が残っていて、抜け穴ではなく「横穴を見つけた」、とされています。

横穴があったのはひさご池の上にある高台で、抜け穴があると知った観光客が大勢押しかけたので、穴は埋められ、四角い木のフタでふさがれた、と書かれていました。

実際に、夕顔亭の裏手にある(さざえ山方面に上る細くて暗い階段)階段の、真ん中あたりにある広い踊り場から見える大木の根っこに、四角くて分厚い大きな木の板が地面に埋まっているのが見えます。

この横穴の正体は、野菜や果物や茶碗を保存する貯蔵穴で、冷蔵庫の無い時代には、どこの田舎でも作られたシロモノだとのこと。

あと二つの抜け穴は・・、何処にあるか誰にも分からないとのこと。

園内にいくつかある井戸の中には、水の無いダミーの井戸があって、金沢城につながっている・・とう話もあります。

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