竜石
花見橋から鶺鴒島(せきれいじま)に向かうと、鶺鴒島とは反対側に、小さな灯籠やマキの木、椿(つばき)が植えられた、小さな築山があります。
竜石。竜の頭に見える?。
シダの仲間のノキシノブが竜のヒゲみたいに生えてます。
兼六園の三名石(獅子巌、虎石、竜石)のひとつ、竜石(りゅうせき)です。
三名石の中ではいちばん姿が分かりやすい石(誰が見ても竜の頭だ)、と言われています。
こちらは、虎石。
虎石(とらいし)、笹薮から吠える虎
こちらは、獅子巌。
獅子巌(ししいわ)、謡曲『石橋』と唐獅子
竜の頭だけじゃなくて、築山をぐるりと囲む石が竜の胴体です。
竜の巻くとぐろの中に、小さな灯籠、マキの木、椿が植えられている、という演出です。
竜石椿(りゅうせきつばき)
竜のとぐろの中にある椿は竜石椿(りゅうせきつばき)です。
竜石椿は、ピンク地に白い斑紋が不規則に入る椿で、2月から3月が見ごろです。竜石椿には、ちゃんと雪吊りもされます。