山崎山の周辺

山崎山(やまざきやま)、芭蕉の句碑と紅葉山

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山崎山(やまざきやま)

山崎山は、小立野口料金所(こだつのりょうきんじょ)の近くにある、階段で登っていく小さい丘です。

兼六園が造られる以前、このあたりに山崎の庄という集落があったので、山崎山と呼ばれています。

1610年頃に、金沢城の外惣構え(そとそうがまえ)が築かれた記録があるので、惣構えが築かれた時に内側にできた土塁だったのではないか、と言われています。

その後、竹沢御殿が作られた頃に、三尊石組みという手法の立石の石組みで作られた築山として綺麗に整備されたようです。

山崎山の曲水は、兼六園の六勝のうちの「蒼古(そうこ)」=手付かずの自然の古さ、を表わしていて、山崎山周辺の曲水と景色が、園内でもっとも自然に近い美しさであると言われています。

山崎山の高さは約9mほどで、階段を上ると頂上にあるのは、かやぶき屋根のあずま屋。

ベンチがあるので、ひと休みできます。

金沢はとにかく雨の日が多いので、殿様が雨宿りできるように避雨亭(ひうてい)と呼ばれるあずま屋が何ヶ所かあるのです。

あずま屋からみる冬枯れの景色。

夏は青葉、冬は墨絵のような景色が広がります。

秋にはこうなります。

Photo by 石川県公式 金沢城公園と兼六園

山崎山は、別名「もみじ山」とも呼ばれます。もみじがたくさん植えられていて、秋は紅葉がとても綺麗です。

イチョウ、ケヤキ、トチノキなどの巨木もあり、山奥に来たような雰囲気があります。

紅葉山の名前のとおり紅葉も美しいのですが、はらはらと散る巨木の落葉もなかなかの風情です。

※強風の日は足元で落ち葉が渦を巻き、上からバッサバッサ落ちてきます。

御室の塔(おむろのとう)

山崎山の中腹にある五重塔は、御室の塔(おむろのとう)です。

京都の御室御所(おむろごしょ:仁和寺)にある塔を模したものと言われています。

御室の塔の高さは4.5mで、一番下の苔の生えた台だけが青戸室石、塔の部分は御影石のようです。

芭蕉の句碑(ばしょうのくひ)

山崎山の下には、自然石に松尾芭蕉の俳句が彫られています。
俳人、桜井梅室(さくらいばいしつ)の筆を自然石に彫ったものです。

1689年、松尾芭蕉が奥の細道の途中で金沢に立ち寄った際に詠んだ句です。

「あかあかと、日は難面(つれなく)も、秋の風」

赤い夕日が照りつけてジリジリする顔に、秋を感じるヒンヤリした風が吹いている、というような意味です。

案内人
案内人
明治時代になるまで兼六園は一般開放されていなかったので、松尾芭蕉が山崎山で詠んだ句ではありません。

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