唐実桜(からみざくら)
兼六園には、食べられるサクランボのなる木が1本だけあります。
illustration by いらすとや
兼六園に桜、いっぱいあるじゃん。と思うかもしれませんが、
学校のソメイヨシノの実などをつまみ食いした経験のある方はご存知かと思いますが、観賞用の桜の実は小さくてマズくて、とても食べられたもんじゃありません。
食べられるサクランボがなる桜は、実を採るための品種で、実桜(みざくら)とか唐実桜(からみざくら)と呼ばれます。
というわけで、兼六園には、食べられるサクランボのなる唐実桜が一本だけあります。
場所は、江戸町(桂坂口料金所横のお店屋さんが横並びの場所)の近くです。
食べられる、と書きましたが、一般のお客さんが採って食べられる、という意味ではありません。園内の植物の採取は禁止されていますから、画像は載せませんし場所も詳しくは書きませんよ~。
サクランボがたわわに実ったらどの木かすぐわかりそうなものですが、ちょうど実が赤くなった頃には、ムクドリやヒヨドリやカラスやその他もろもろのフルーツ好きの野鳥に食べられてなくなってしまいます。
そっと行って鳥より先に叩き落して食ってしまえ、とか考えても無駄。
桜の木の近くには、警備員さんがニラミを効かせる詰所があります。
鳥より先に警備員さんが食っているという疑惑の声もあったりしますが・・。