坂無し階段無し、愛の平坦コース
兼六園は坂道と階段ばっかり・・。
それは、いちばん低い場所にある桂坂口から入園しちゃうから。
実は、小立野口から入園して千歳台をめぐると階段もなく平坦なのです。
愛の平坦コースには、疲れてケンカになっちゃう坂も階段もありません。
夫婦愛、家族愛、熱々カップルの愛が深まるロマンチックコースとなっております。車椅子でも見て回ることができます。
愛の平坦コース:所要時間1時間ほど
コース概要:小立野口料金所→鶺鴒島→ひねくれ松→花見橋→小糸桜→明治記念之標→根上の松→七福神山→霞ヶ池→夫婦松→成巽閣の赤門→小立野口料金所
小立野口料金所
兼六園の7つある料金所(エントランス)のうち、小立野口料金所(こだつのぐち りょうきんじょ)だけが、園内の施設に由来しない名前になっています。
あのへんの地名が「石川県金沢市小立野(こだつの)」という地名です。
広大な敷地は、前田家の重臣、奥村助右衛門(奥村永福:おくむらながとみ)の屋敷跡です。
鶺鴒島
鶺鴒島(せきれいじま)は、鳥のセキレイから名前が付けられた、曲水の中にある島です。
鶺鴒島一つが、結婚、誕生(繁栄)、死、までの人の一生を表わし、永遠の愛と繁栄を願う島です。
-
鶺鴒島(せきれいじま)、永遠の愛と子孫繁栄を願う島
ひねくれ松
鶺鴒島にお参りに来る仲良しカップルにヤキモチを焼いて、身も心もひねくれた、といわれる松です。
-
ひねくれ松、ヤキモチ焼きのネジネジ松
小糸桜
小糸桜(こいとざくら)は、好きな人を想い、殿様の求婚を断ったという、悲しい侍女の身代わり桜です。
見ごろは4月初旬ですが、不思議な場所から生えている姿は必見。
-
小糸桜(こいとざくら)、井戸から生える悲恋の桜
夫婦松
寄り添う赤松と黒松が、仲良く養分を分け合って成長する夫婦松(めおとまつ)。
初代夫婦松を引き継いだ二代目の若夫婦は、なんだか初々しいです。
-
夫婦松(めおとまつ)、二代目若夫婦
成巽閣の赤門
成巽閣(せいそんかく)の兼六園内にある入り口は、赤門です。
-
成巽閣(せいそんかく)、兼六園の赤門
将軍家と結婚して親戚関係になると、作ることが許されたのが赤門です。