兼六園の野鳥

シジュウカラ

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シジュウカラ


シジュウカラ
分類:鳥網 スズメ目 シジュウカラ科
英名:Japanese tit
学名:Parus minor
体長:14cm
分布:留鳥
鳴き声:ツツピーツツピー、ツペツペ

白黒の小鳥

シジュウカラは、園内ならどこにでもいて季節問わず見られる白黒の小鳥です。

パッと見は白黒のスズメ、大きさもスズメと同じくらいです。

鳴き声は、ツツピーツツピー、とか、ツペツペツペツペ。なかなかの美声でいろんな歌い方をしてくれます。

常磐ヶ丘の苔地でなんだか忙しそうなシジュウカラ。

オスはお腹の模様が太めのネクタイをキリリと締めたような感じ、背中が抹茶みたいな渋めの緑色です。

メスはお腹のネクタイが細めです。

photo by pixabay

シジュウカラの語源

「シジュウカラ」の「カラ」とは、古い言葉で「小鳥」のことです。

始終どこででも見られる小鳥(カラ)なのでシジュウカラ、とか、街中(市中)にいる小鳥だから、シジュウカラなどと言われています。

シジュウカラと冬のカラ軍団

シジュウカラは、冬になると他のカラ類と10羽くらいの小さい群れを作って園内を飛び回ります。

種類が異なる鳥同士が一時的に群れを作ることは混群(こんぐん)と呼ばれ、鳥類では珍しくありません。

混群する鳥としては冬場のカモ類が有名で、いろんな種類のカモ達が入り混じって仲良く群れています。

混群するメリットとしては、見張りの目が増えて敵を見つけやすくなる、猛禽類に襲われにくいこと、があげられます。

シジュウカラは、冬場はヒガラ、コガラ、ヤマガラなどのカラ類や、エナガ、コゲラなどと一緒に群れを作っています。

いわゆる、冬のカラ軍団です。

ヒガラ。ツンツン頭にヨダレかけ。お腹の白色は若干小汚い。冬鳥。

photo by pixabay

コガラ。ベレー帽に小さい蝶ネクタイ。お腹は真っ白。冬鳥。

photo by pixabay

エナガ。丸い体に長いシッポ。ちっちゃいクチバシに点目。冬鳥。

photo by pixabay
北海道にいるのはシマエナガで、本州のエナガとはちょっと違う。

ヤマガラ。大きい体にオレンジ色のチョッキ。一年中見られる留鳥。

コゲラ。ケラとは古語でキツツキのこと。スズメサイズの小さいキツツキです。一年中見られる留鳥。

photo by pixabay
キツツキの仲間なのに、カラ軍団に混じって飛んでいます。

園内の桜でムシを探すコゲラ。チェッカー模様が目立ちます。

冬になると園内でカラ軍団があちこちで見られます。

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