真弓坂
真弓坂(まゆみざか)は、兼六園が一般開放されるにあたり、作られた坂です。
真弓坂料金所から園外へ続く方向から見た真弓坂。
お殿様用ではないので距離は長く、坂は急。サイドには現代風の側溝(曲水ではない)があったりします。
坂そのものはイマイチですが、真弓坂の両脇には、赤松、クルミ、椿、マンサク、サンシュユなどが植えられていて、四季折々に美しいです。
春一番に咲く黄色い花は、マンサク。
真弓坂の名前の由来は、坂の途中に真弓の木があったから、真弓坂。
現在は真弓坂に真弓の木はありません。
真弓坂にある名木
名島桜(なじまざくら)
名島桜は、真弓坂の途中にある、坂に枝を伸ばす大きな桜の木です。
兼六園菊桜にそっくりな、菊咲きのポンポンした桜が咲きます。
つぼみの時期は紅色の名島桜。
園内の兼六園菊桜の周辺は観光客だらけで、ゆっくり桜を眺めることができません。
現在の兼六園菊桜も元気が無いですし。
元気だった頃の兼六園菊桜がどんな桜だったのか見たければ、名島桜を見物してみてください。
名島桜を知る人は少ないので、大穴場です。
名島桜は遅咲きで、4月の終わり~ゴールデンウィーク頃が見ごろです。
六勝の石碑
真弓坂を上ると、真弓坂料金所の前にある石碑です。
兼六園の六勝の由来について書かれていますが、風雨にさらされて削れ、ほとんど読めません。
もともとは桂坂(かつらざか)にあった石碑を、一般開放の客のために置いたものです。