兼六園のセキレイ三種
兼六園では、ハクセキレイ、セグロセキレイ、キセキレイの3種のセキレイを見ることができます。
3種のセキレイは、本来は異なる場所にすむ鳥です。
ハクセキレイは市街地の水辺や田んぼでよく見るセキレイ。
セグロセキレイは森林の水辺。
キセキレイはさらに上流にすんでいます。
兼六園では3種とも見ることができますが、それぞれ好みの場所があるようで、わりと決まった場所にいます。
大きさは3種とも同じくらいで、20cmほど。
3種とも共通するのは、よくシッポを振るしぐさをすること。
トコトコ走っては、止まってピコピコとシッポ振り・・。
この姿から、腰を振る→契りの姿として子宝を授ける縁起の良い鳥とされています。
日本神話の時代、イザナギとイザナミに、シッポをピコピコ振りながら夫婦の契りを教えたのはキセキレイです。
ハクセキレイ
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ほっぺたが白いからハクセキレイ。
ハクセキレイの夏羽は背中が黒色。冬羽は背中が灰色です。
千歳台の芝生をトコトコ走っている白黒の小さい鳥は、だいたいハクセキレイ。
夕方、街中の公園、橋の下、電線や街路樹などで群れを作って大騒ぎしている白黒のセキレイはハクセキレイです。
セグロセキレイ
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ハクセキレイと見分けるのは簡単で、ほっぺたが白いのがハクセキレイ、ほっぺたが黒いのがセグロセキレイです。
セグロセキレイは、ハクセキレイよりも水辺を好み、千歳台の曲水の近くや鶺鴒島(せきれいじま)の近くで見る事ができます。
ハクセキレイと一緒にいることもありますが、セグロセキレイの方が水辺を好むようです。
キセキレイ
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キセキレイは、ハクセキレイとセグロセキレイとは違い、お腹が黄色で脚がピンク色です。
体型もスレンダーでシュッとしています。
キセキレイは、常磐ヶ丘の木立の中を流れる曲水のそばでよく見られます。
森林や林の水辺(上流)を好むため、他の2種と一緒にいることはありません。