ひさご池の周辺

蓮池門(れんちもん)、藩政時代の兼六園の正門

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蓮池門

ひさご池の近く、松濤坂(しょうとうざか)の真正面にある門が、蓮池門です。

園外から見る蓮池門。

石造りの階段の先に大きい門があります。

明治時代までは、蓮池門には大きな門がありました。
竹沢御殿の表門だった「辰巳御門(たつみごもん)」を移転したもので、2階建ての立派な門だったそうです。

蓮池門に移転されてからは「蓮池御門(れんちごもん)」と呼ばれ、門の両サイドに番所が設けられて三十人組と呼ばれる役人が門番をしていました。

この蓮池御門には、兼六園の名付け親「白河楽翁(松平定信)」の筆による「兼六園」と書かれた扁額が掛けられていました。

明治時代に蓮池御門は老朽化のために取り壊されましたが、「兼六園」の扁額は産業工芸館に展示されています。
パンフレットの表紙を飾っているのは、その扁額です。

蓮池門が立派な理由

蓮池門に立派な階段があるのは、かつて、蓮池御門(れんちごもん)と呼ばれる立派な門があり、金沢城から兼六園へお越しになった殿様や奥方が蓮池御門をくぐって兼六園へ出入りしていたからです。

昭和60年に、兼六園が「名勝」から「特別名勝」になった際の記念碑が建てられている。

「兼六園」の文字は、石川県の県知事だった故中西陽一氏によるもの。

蓮池門、お得情報

藩政時代に正門だったため、蓮池門から入園すると「見どころ」へ行きやすくなっています。

蓮池門から入園して正面に見える上り坂(松濤坂)を上ると、噴水、黄門橋(こうもんばし)、霞ヶ池へ行くことができます。

蓮池門から入園して右手(真弓坂方面)へ行くと、夕顔亭とひさご池が。

蓮池門から入園して左手(桂坂方面)へ行くと、金沢城の石川門が見え、江戸町のお店屋さんが並びます。

桂坂口の料金所は団体観光客でごった返して混雑していますが、桂坂料金所から少し歩いて蓮池門口の料金所から入園すると、待たずに入園できますヨ。

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