沈砂池
山崎山の裏にある蒼く澄んだ池が沈砂池です。
こんこんと湧いているようにみえますが、湧き水ではありません。
辰巳用水から流れてきた水が、沈砂池に溜められ、山崎山の下を通って園内へ流れ出ています。
山崎山の下にある穴。曲水の始まりです。
砂を沈めて、きれいな水だけを園内に流すために作られているので、沈砂池(ちんさいけ)と呼ばれます。
きれいになった水が兼六園内の曲水を流れ、霞ヶ池に溜まり、噴水となって吹き上がり、ひさご池に滝となって落ち、金沢城へ、金沢市内へ、と流れているわけです。
沈砂池は夏場は池の底まで見わたせるほど澄んで、とっても涼しげです。
用水と一緒に流れてきた魚(オイカワやクチボソ)が泳ぐ姿も見られます。
木陰で涼しいのと、見た目で涼しいので、一休みするには最高の場所。
カルガモも一休み。
澄んできれいな水ですが、大雨や台風の日は茶色く濁ります。