花梨(カリン)の木
兼六園には松や桜だけでなく、果実のなる木もたくさんあります。
カリンのど飴でおなじみの花梨の木です。
花梨の木は、花見橋のたもとや、眺望台の崖下にもあります。
初夏に大きめのふんわりとしたピンク色の花を咲かせます。
秋には、黄色くて良い香りで、洋ナシ形の美味しそうな実がなります。
花梨の実は武器にできそうなくらい硬いうえ、渋い、苦い、マズイので生では食べられません。
案内人
兼六園では、花梨の実は作業員の方が採取しますが食べるためではありません。お客さんの上に落ちるとケガをするからです。
また、マツクイムシ用の殺虫剤が撒かれているので、実を拾っても持ち帰ってはいけません。
また、マツクイムシ用の殺虫剤が撒かれているので、実を拾っても持ち帰ってはいけません。
店頭に花梨が並ぶとついつい作っちゃう、カリンのジャム。
案内人のつくった花梨のジャムです。
花梨はジャムにすると茜色になります。香りも良いのでヨーグルトに最高♪。
冬に店頭で販売されている花梨には2種類あり、花梨と、花梨によく似たマルメロ(西洋花梨)も花梨として売られています。
マルメロの実には「うぶ毛」が生えていますが、花梨の実には「うぶ毛」は生えていません。リンゴみたいにつるんとしています。
この画像の実は毛が生えているから、マルメロ。
兼六園にある花梨は、マルメロじゃないほうの花梨です。
花見橋のそばの花梨の幹には、コゲラというキツツキが彫った巣穴が・・。
コゲラは弱った木にしか穴を開けられないので、木が弱っているのかもしれません。
桜の木で虫を探すコゲラ。