オフタルモサウルスは中期ジュラ紀~前期白亜紀の海にすんでいた魚竜類です。
体のわりに巨大な目を持つのが特徴で、白亜紀に現れたモササウルス類を避けて深海へ進出したため、目が巨大になったのではないか、と考えられています。
オフタルモサウルス
学名:Ophthalmosaurus sp.(オフタルモサウルスの一種)
分類:爬虫綱 双弓亜綱 広弓下網 魚竜上目 オフタルモサウルス科
時代:中生代 中期ジュラ紀~前期白亜紀
体長:3.5~6m
発掘地:アメリカ、メキシコ、グリーンランド、ヨーロッパ
学名の意味:目トカゲ
バレーボールサイズの巨大な目
オフタルモサウルスは海にすむ爬虫類「魚竜類(ぎょりゅうるい)」です。
中期ジュラ紀~後期ジュラ紀の海にすんでいましたが、前期白亜紀の地層からも化石が見つかっています。
最大体長6m、巨大な目を持ち、深海でも目が見えたとされています。
体長3mのオフタルモサウルスでは目玉の直径が20cmほど(バレーボールくらい)で、体長25mのシロナガスクジラの目玉の1.5倍の大きさです。
わりと寸詰まりな体型で、前のヒレよりも後ろのヒレの方が小さいのが特徴です。
鼻の穴は目の前にあります。
オフタルモサウルスがなぜこれほど大きな目を持っていたのかはわかっていませんが、新しく現れた海の爬虫類であるモササウルス類を避けるため、深海へエサを求めた結果ではないか、という説もあります。