中生代の生物 恐竜・周飾頭亜目

ゼノケラトプス、よそから来ちゃった角竜類

ゼノケラトプス

ゼノケラトプスは白亜紀後期のカナダにすんでいた角竜類です。

フリルと鼻骨の化石しか見つかっていませんが、フリルだけでもオリジナルな形をしていたため、新種として学名がつけられました。


ゼノケラトプス(頭骨)
学名:Xenoceratops foremostensis(ゼノケラトプス・フォレモステンシス)
分類:爬虫綱 双弓亜綱 主竜形下綱 恐竜上目 鳥盤目 周飾頭亜目 角竜下目 ケラトプス科 セントロサウルス亜科
時代:中生代 白亜紀後期
体長:不明
発掘地:カナダ
学名の意味:外部の角のある顔

部分化石でも新種

ゼノケラトプスは白亜紀後期(チューロニアン:約9390万年前~約8980万年前)のカナダにすんでいた角竜類で、フリルと鼻骨の部分的な化石しか見つかっていません。

フリルだけでもオリジナルな形をしていたので、新種として学名がつけられました。

福井県立恐竜博物館のゼノケラトプスの復元図です。

目の上に2本の角、鼻の上にコブ状のデコボコ、フリルのフチにスパイクとはいえない丸っこい突起があるのが特徴です。

アケロウサウルスやシノケラトプスに近縁の角竜類ですが、ゼノケラトプスは顔の幅が狭いです。

分類はここらへん。

セントロサウルス亜科の仲間がいなかったであろう(今まで見つかっていなかった)地層から発見されたため、外部(他所)から来ちゃったの?という意味で「ゼノケラトプス=外部のツノのある顔」という学名がつけられました。


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