中生代

中生代で最も長かった白亜紀、恐竜の多様化と絶滅の時代

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白亜紀ってどんな時代?

白亜紀は中生代の最後の時代で、今から約1億4500万年~約6600万年前までの約7900万年間です。

白亜紀という名前の由来は、フランスのこの時代の地層に白亜(チョーク)が多く含まれることから、白亜紀と呼ばれます。

白亜紀の大陸配置と白亜紀の生物

白亜紀の大陸配置と白亜紀の生物です。

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参照:ポプラディア図鑑 WONDA大昔の生きもの

白亜紀は大陸の分裂が進み、現代の陸地の形にやや近づいています。

アフリカや南アメリカの形がなんとなくわかります。
インドはまだアジアにくっついておらず、マダガスカル島のお隣にある孤島でした。

気温は現在よりも10℃以上高く、極地に氷河はありませんでした。

現在よりも海水面が100m~200mも高かったため陸地は水没し、北アメリカは大陸中央部が浅い海になっていて、大陸が東西に分断されていました。

管理人
モササウルスやアーケロンがいたのはこの大陸中央部の浅い海です。

白亜紀の巨大ウミガメ、アーケロン。ヒレの差し渡しは5mもある。

アーケロン、史上最大のウミガメは外洋には出なかった

アーケロン アーケロンは、白亜紀後期、当時の北アメリカ中央部に広がる浅い海にすんでいたウミガメです。 現生最大のウミガメは「オサガメ」で体長2m、アーケロンの体長は4m。 オサガメの2倍も大きい史上最 ...

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植物界では、花を咲かせる被子植物が初めて現れる、という大事件がおきました。

植物界の大事件、被子植物、現る

白亜紀初期、植物界のニュータイプ、被子植物(ひししょくぶつ:花をさかせる植物)が現れました。

白亜紀前期の被子植物、アーケオフルクトゥス。

アーケオフルクトゥスは花びらは持っていませんでしたが、はじめて果実を実らせた被子植物です。

赤い丸がめしべ(果実)で、白い丸がおしべ。

成長に何十年もかかる裸子植物(らししょくぶつ)と比べて、被子植物は短期間で成長し、とっとと枯れます。
しかし、昆虫、鳥類、哺乳類を利用して広範囲に果実(種子)をばらまくという繁殖方法で世界中に一気に広まりました。

植物食恐竜も新しい植物への対応に追われたようです。

ジュラ紀に繁栄したブラキオサウルスやディプロドクスなどの首の長い竜脚類はほとんどの大陸で衰退し、低い位置に生える地面の植物を食べられるように進化した恐竜が繁栄しました。

白亜紀に繁栄した恐竜類は首が短く、姿勢が低い。地面に生える被子植物(草)を食べやすいから。

多様化した恐竜類

分裂した大陸でそれぞれ独自の生物が進化し、海水面が一時的に下がることで陸を伝って移動できる時期が何度かあったことから、白亜紀には変わった恐竜が多いです。

鎧で武装した恐竜、鎧竜類(よろいりゅうるい)。ユーオプロケファルス。

カモノハシ竜の仲間も白亜紀に繁栄。パラサウロロフス。

何をどう食っていたのかよくわからないオビラプトル。

肉食恐竜は見かけはジュラ紀とあんまり変わっていませんが、視覚(しかく)や嗅覚(きゅうかく)が発達した種類が多くなっていたようです。
恐竜が多様化していろんな種類の恐竜がいたため、見かけやニオイでおいしい獲物を選んでいたのかもしれません。

ティラノサウルス!!

デイノニクス!!

中生代の終わり、白亜紀末の大量絶滅

白亜紀末、もっともよく知られている大量絶滅「白亜紀末の大量絶滅」が起こり、恐竜類、翼竜類、海にすむ爬虫類、アンモナイトなど、全生物の約45%の生物グループ(属)が絶滅しました。

45%の属が絶滅(科単位では約11%)という割合は、過去に何度か発生した大量絶滅の中では少ない方ですが、もっとも短期間のうちにこれほど多くの生物が死に絶えたという点ではかなり特異です。

「白亜紀末の大量絶滅」よりも大規模な絶滅がいくつもあるのですが、もっとも有名で劇的な大量絶滅として知られているのが「白亜紀末の大量絶滅」です。

白亜紀末の大量絶滅が注目されるのは、絶滅のスピードです。

数百万年、数万年かけて発生した他の大量絶滅とは違い、地層の前後で生物層がまったく変わってしまうほどの短期間で起こったのが「白亜紀末の大量絶滅」です。

白亜紀末の大量絶滅の原因

「白亜紀末の大量絶滅」の原因は長い間ナゾでした。

現在では、約6600万年前にメキシコのユカタン半島に落ちた小惑星(隕石)が白亜紀末の大絶滅の原因の一つである、とされています。

ユカタン半島に、チチュルブクレーターと呼ばれる直径160kmの円形のクレータが見つかっており、クレーターの大きさから、隕石の直径は少なくとも10kmはあったと推測されています。

10km級の小惑星が陸地に衝突すると、マグニチュード11クラスの巨大地震や、高さ300mを超す津波が起こると推測されています。

2013年2月15日にロシアのチェリャビンスクで爆発した小惑星の直径は15mほど。
地表には激突せず上空で爆発しましたが、爆発の衝撃波だけで、4000棟の家屋が壊れ、負傷者がたくさん出ました。

白亜紀末の隕石の直径はチェリャビンスクの10倍以上で、かつ、地表に激突しているので、地震、津波、噴火など、地球規模の大災害が発生したと考えられています。

小惑星衝突によって舞い上がった大量の塵(土砂)で太陽光が遮られて気温が下がり、
植物が枯れ、植物食の生物が絶滅、肉食の生物も絶滅した、というのが、一般的には絶滅の原因だとされています。

恐竜類と共に絶滅した植物、ベネチテス類。ウィリアムソニア。

個人的な意見ですが、上記のようなおおざっぱな理由だけではなく、
大量の塵が酸性雨となって降り注ぎ、食物連鎖の基礎となるプランクトンなどの微生物が大量に死滅し、地球規模で食物連鎖が一時的に(ある程度の期間)崩れた、というのが「白亜紀末の大絶滅」の原因ではないかと思っています。

管理人
当時の哺乳類、鳥類、爬虫類、両生類も、白亜紀末の大量絶滅で多くの種類が絶滅しています。

崩れた食物連鎖のピラミッドの中で、底辺にも頂点にも行ける動物(雑食性や共食いする生物)や、食物連鎖の影響を受けにくい小型動物や深海生物などが生き残りやすかったのかもしれません。

白亜紀を最後に中生代は終わり、新生代が始まります。新生代は別名「哺乳類の時代」とも呼ばれ、現在まで続いています。







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