恐竜・獣脚亜目 中生代の生物

プロケラトサウルス、最古のティラノサウルス類

プロケラトサウルス

プロケラトサウルスはジュラ紀中期のイギリスにすんでいたティラノサウルス類です。

現在見つかっているもっとも古いティラノサウルス類で、ティラノサウルス・レックスよりも約9560万年古い時代の仲間です。


プロケラトサウルス
学名:Proceratosaurus sp.(プロケラトサウルスの一種)
分類:爬虫綱 双弓亜綱 主竜形下綱 恐竜上目 竜盤目 獣脚亜目 ティラノサウルス上科 プロケラトサウルス科
時代:中生代 ジュラ紀中期
体長:3m
発掘地:イギリス
学名の意味:より以前のケラトサウルス(プロ=以前の、ケラトサウルス=恐竜の名前)

最古のティラノサウルス類

プロケラトサウルスはジュラ紀中期の終わり頃(バトニアン:約1億6770万年前~約1億6470万年前)のイギリスにすんでいたティラノサウルス類(ティラノサウルス上科)です。

体長3m、推定体重不明、頭骨の一部しか見つかっていません。

プロケラトサウルスは「プロケラトサウルス科」の名前も元となった恐竜で、ティラノサウルス上科(ティラノサウルス類)のうち、もっとも原始的な仲間とされています。

見つかった時代としては全てのティラノサウルス類(ティラノサウルス上科)の中ではキレスクス(ロシア)に並んで最も古く、最古のティラノサウルス類とされています。

身体的な特徴は、少し新しい時代のグアンロン(中国)よりも進化しているという研究結果があります。

ケラトサウルスとは違うグループ

プロケラトサウルスという学名に、ティラノサウルスとはグループが違う獣脚類「ケラトサウルス」の名前がつけられた理由は、1910年にイギリスで見つかった部分的な頭骨の鼻ヅラに、三角形のトサカがあったから。

イチイチ君
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特徴である鼻ヅラの三角形のトサカは、グアンロンのような板状のトサカが欠けて部分的に残っただけではないか、とも言われています。

鼻ヅラの三角形のトサカが、ケラトサウルスのトサカに似ていたため、原始的なケラトサウルス、として分類されていました。

後にプロケラトサウルスには断面がD字の前顎歯があるなど、ティラノサウルス類オリジナルの特徴を持っていたことが分かり、ティラノサウルス類に分類しなおされました。

同じプロケラトサウルス科には グアンロンとユウティラヌスも含まれ、ティラノサウルス類オリジナルの特徴の他、目立つトサカがある、前肢の指が3本、という共通の特徴があります。

イチイチ君
イチイチ君
ユウティラヌスと、同じく原始的なティラノサウルス類のディロンの化石からは羽毛の跡が見つかっているので、プロケラトサウルスにも羽毛があったのではないか、という説もあります。

後に現れるティラノサウルスの仲間にはこのような目立つトサカは無く、ティラノサウルス・レックスに代表されるように、目の上の骨(涙骨)が三角に盛り上がるものが多く現れます。

プロケラトサウルス、描いてみた

残念ながら、プロケラトサウルスは不完全な頭骨しか見つかっておらず、どんな姿だったのか分かっていません。

同じく原始的なティラノサウルス類で、ほぼ完全な化石見つかっているディロンを参考に描きました。


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