アルバータケラトプス
アルバータケラトプスは、白亜紀後期の北アメリカにすんでいた角竜類です。
頭骨のフリルは短くて丸く、目の上に2本の長い角、鼻の頭にはコブがあります。
アルバータケラトプス(フリルはカスモサウルス)
学名:Albertaceratops nesmoi(アルバータケラトプス・ネスモイ)
分類:爬虫綱 双弓亜綱 主竜形下綱 恐竜上目 鳥盤目 周飾頭亜目 角竜下目 ケラトプス科 セントロサウルス亜科
時代:中生代 白亜紀後期
体長:5.2m
発掘地:アメリカ モンタナ州
学名の意味:アルバータ(カナダの地名)の角のある顔
君、カスモサウルスじゃなかったの?
アルバータケラトプスは、2007年に発表された角竜類です。
白亜紀後期(カンパニアン:約8360万年前~約7210万年前)の北アメリカにすんでいた角竜類です。
アルバータケラトプスの分類は、ここらへん。
最大体長6m、推定体重900kg~3.5t、フリル(えり飾り)にスパイクが2本、目の上に長い角、鼻の頭には骨のコブがあります。
ヒトと比べるとこれくらい。
この個体は福井県立恐竜博物館に展示されていたもので、長らくカスモサウルスの一種とされていましたが、アルバータケラトプスであることが判明しました。
旧展示。
現在の展示を上から見たもの。
ネームプレートは「アルバータケラトプス・ネスモイ(Albertaceratops nesmoi)に変更され、目の上の角を含む前部はアルバータケラトプス、角から後ろのフリルだけカスモサウルスのままです。
化石の復元時はカスモサウルスの一種とされていたため、未発見だった部分をカスモサウルスとして復元したために、このようなややっこしいことになっている模様。
ここらへんはアルバータケラトプスです。
アルバータケラトプスはカスモサウルスよりもフリルが短くてフチが丸っこく、フリルのフチに横に曲がった2本のスパイクがあるのです。
アルバータケラトプスの四肢。
前肢の指は5本、後肢は4本指です。
指は竜脚類のようにまとまっておらず、けっこう広がっています。