恐竜・獣脚類

エピデクシプテリクス、新種発見で判明、皮膜で滑空する恐竜類か?

エピデクシプテリクス

エピデクシプテリクスはジュラ紀中期の中国にすんでいた原始的な鳥類もしくは鳥類に一歩手前の獣脚類です。

お猿のアイアイのような指を持つ、なんだかよくわからない恐竜グループ、スカンソリオプテリクス科に分類されています。


エピデクシプテリクス
学名:Epidexipteryx sp.(エピデクシプテリクスの一種)
分類:爬虫綱 双弓亜綱 主竜形下綱 恐竜上目 竜盤目 獣脚亜目 スカンソリオプテリクス科
時代:中生代 ジュラ紀中期か?
体長:25cm
発掘地:中国 内モンゴル自治区
学名の意味:飾りの翼

鳥か?、恐竜か?

エピデクシプテリクスはジュラ紀中期の中国にすんでいた原始的な鳥類、いや・・恐竜・・どっちだろう。

体長25cm、見つかっている恐竜類では最小で、スズメに長い尾羽をつけたぐらいの大きさです。

鳥類に最も近いとされる恐竜グループ「トロオドン類」よりも少し鳥類に近づいたグループで、恐竜類なのか、原始的な鳥類のなのか、はっきりしません。

エピデクシプテリクスでは尾に飾り羽はありますが、前肢に羽(翼)は見つかっていないからです。

また、スカンソリオプテリクスの仲間は、体と同じくらいの長さのある細長い前肢を持ち、指の1本がこれまだ長く伸びているという、変わった特徴があります。

後肢の親指が鳥のように後ろへ向いている仲間も見つかっているので、樹上での活動に適応したグループではないか、とされています。

管理人
長い指は、アイアイのように木の中から虫をほじくり出すために使ったのではないか、とされていましたが・・↓。

えー!!、皮膜かい!!

2007年に中国で新しいスカンソリオプテリクス科の仲間が見つかり、2013年に、翼ではなく皮膜を使って滑空していたことが判明しました。

新種の恐竜の学名はイ・クィ(イー・チー)、中国語で奇翼龍(イーチーロン)。アーケオプテリクス(始祖鳥)と同じくらいの大きさです。

天宇(ティアンユ)自然史博物館で所蔵&研究されているようです。

中国発の恐竜には、盗掘化石に細工したニセ新種がちょいちょいあるので、今後どうなるか分かりませんが。

ミクロラプトルも細工された盗掘化石で持ち込まれ、後に新種と判明した恐竜。

エピデクシプテリクス、描いてみた

エピデクシプテリクスを描いてみました。

木の穴をほじくって虫をつまみ出すための指だろう、と推測されていた長い指は、皮膜を張るための指だったようです。

皮膜がどこにくっついていたのかわからないので、翼竜みたいにいちばん長い指とカカトにくっつけましたが、不自然です。

見つかっていないだけで、軟骨など、なんらかの支えの骨があったと思われます。

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