トゥオジャンゴサウルス
トゥオジャンゴサウルスは中生代ジュラ紀後期の中国にすんでいた剣竜類です。
中国の剣竜類では最大で、首から背中にかけて幅の狭い板とトゲが並び、肩に長いトゲがあるのが特徴です。
トゥオジャンゴサウルス
学名:Tuojiangosaurus multispinus(トゥオジャンゴサウルス・マルチスピナス)
分類:爬虫綱 双弓亜綱 主竜形下綱 恐竜上目 鳥盤目 装盾亜目 剣竜下目 ステゴサウルス科
時代:中生代 ジュラ紀後期
体長:7.2m
発掘地:中国 四川省 自貢市
学名の意味:沱江(トゥオジャン川)のトカゲ
中国最大の剣竜類
トゥオジャンゴサウルスは、中生代ジュラ紀後期(約1億6120万年前~約1億4500万年前))の中国にすんでいた剣竜類です。
体長7.2m、推定体重900kg~3.6t。中国の剣竜類では最大です。
分類
トゥオジャンゴサウルスの分類はここらへん。
ステゴサウルスと同じ剣竜下目(剣竜類)にふくまれますが、剣竜類では原始的な仲間です。
トゥオジャンゴサウルスの特徴
首から尻尾にかけて、幅の狭い板とトゲが17対並んでいます。
背中の板とトゲはステゴサウルスやヘスペロサウルスと違い、対になって並んでいます。
トゥオジャンゴサウルスの背中のいちばん大きい板。
幅が狭く丈が高いです。(左側が頭、右側が尻尾方向)
トゥオジャンゴサウルスの尻尾スパイク。

この化石では復元されていませんが、両肩には長いトゲがありました。
トゥオジャンゴサウルスの頭骨です。
頭骨はてっぺんが平べったく、前後に長いです。
トゥオジャンゴサウルスの動刻く
福井県立恐竜博物館のトゥオジャンゴサウルスの復元模型。
動くロボット(動刻)です。
肩の長いトゲが復元されています。
ガソサウルスから走って逃げると正面にドカーンと鎮座。
ゆーっくり地面の植物を食べています。