ディアコデキシス
ディアコデキシスは、新生代 古第三紀 始新世前期(5600万年前~4130万年前)の北半球にすんでいた鯨偶蹄目(ウシやシカの仲間とクジラ類)の最古の仲間です。
ウサギほどの大きさで、現生のマメジカに似た姿をしていました。
ディアコデキシス
学名:Diacodexis sp.(ディアコデキシスの一種)
分類:哺乳網 鯨偶蹄目 ディコブネ科
時代:新生代 古第三紀 始新世前期
体長:30cm
発掘地:北アメリカ、ヨーロッパ、アジア
学名の意味:めしつかいの噛み付き
ディアコデキシス
ディアコデキシスは、鯨偶蹄目のうち、最も初期に現れた仲間です。
イチイチ君
鯨偶蹄目(くじらぐうていもく)というグループは、ウシ、シカ、キリン、カバ、ラクダ、イノシシ、などとクジラ類を含む哺乳類グループです。
大きさはウサギ程度で、現生のマメジカに似た姿でしたが、尻尾がとても長く、前肢後肢ともヒヅメのある5本指でした。
ディアコデキシスの5本指は、第三指(中指)と第四指(薬指)が他の指よりも長くなっています。
こちらは現生のジャワマメジカ。体長50cmほど。
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ディアコデキシスはマメジカよりも一回り小さいのですが、よく似ていたかもしれません。