中生代の生物 魚竜類

ステノプテリギウス/Stenopterygius

ステノプテリギウスは、前期ジュラ紀~後期ジュラ紀の海にすんでいた魚竜類(ぎょりゅうるい)です。

魚竜類は水中で暮らすように進化した爬虫類で、イルカに似た姿をしています。


ステノプテリギウス
学名:Stenopterygius quadriscissus(ステノプテリギウス・クアドリスキッサス)
分類:爬虫綱 双弓亜綱 広弓下網 魚竜上目 ステノプテリギウス科
時代:中生代 後期ジュラ紀
体長:3m
発掘地:ドイツ
学名の意味:狭いヒレ

一生を水中で暮らす爬虫類

ステノプテリギウスは、海にすむ爬虫類「魚竜類(ぎょりゅうるい)」です。

魚竜類は、一生を水中で暮らすためにイルカ(哺乳類)によく似た体型に進化しています。

ステノプテリギウスの体長は約3m、前期ジュラ紀~後期ジュラ紀のヨーロッパの海で暮らしていました。

イチイチ君
イチイチ君
ジュラ紀のヨーロッパは陸地はほとんど無く、小さな島が点在する浅い海でした。

イルカやクジラは鼻孔(呼吸の穴)が頭のてっぺんにありますが、魚竜類は目の先に鼻孔があります。

呼吸するときのブクブクの泡が大きな目玉に当たらなかったのかな?・・、視界のジャマにならない工夫があったのかもしれません。

イチイチ君
イチイチ君
鼻から吸って口の端から呼気を出していた、とする資料と、イルカなどのように鼻呼吸で水中にいるあいだは閉じていた(ブクブクは無い)説、目に瞬膜など何らかのガードする仕組みがあって呼気は邪魔にならない、とする資料があります。

子供を産む爬虫類

魚竜類は爬虫類ですが、水中で一生を過ごすように進化したため、卵を産まず、子どもを産みます。

お腹の中に胎児がいるステノプテリギウスの化石です。

この化石は親。ステノプテリギウスのお母さんです。上の白い看板あたりに胎児がいます。

胎児が親の頭側を向いた状態、長い口先と前ヒレ、尻尾が見えます。

親と同じ形をした状態まで育っているので、生まれるまでもうすぐだったのかもしれません。

子どもの化石を見るとなんだか切ないね・・。生きたかったろうに。

ステノプテリギウス、描いてみた

ステノプテリギウスを描いて見ました。イルカによく似た流線型の体型です。

頭は小さいのですが、後頭部辺りが盛り上がって太くなっています。他の魚竜類のようにシュッとしていません。

前のヒレよりも後ろのヒレの方がかなり小さい、目が大きいという特徴があります。

ステノプテリギウス=狭いヒレ、の学名通りヒレの幅を狭く描きたいところですが、他の魚竜類に比べれば狭いだけのような・・。化石ではそんなに狭くないです。


広告