鳥盤類

アギリサウルス、全ての鳥脚類に共通する祖先形?

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アギリサウルス

アギリサウルスは、ジュラ紀中期の中国にすんでいた小型の植物食恐竜です。

中国の自貢(じこう)恐竜博物館を建てている建築現場で発見されました。

アギリサウルスの含まれる『ファブロサウルス類』は、全ての鳥脚類の祖先に近い、原始的な恐竜グループです。


アギリサウルス
学名:Agilisaurus louderbacki(アギリサウルス・ラウダーバッキ)
分類:爬虫綱 双弓亜綱 主竜形下綱 恐竜上目 鳥盤目 鳥脚亜目 ファブロサウルス科
時代:中生代 ジュラ紀中期
体長:1m
発掘地:中国 四川省
学名の意味:すばしこいトカゲ

小さい恐竜もいるのよ

アギリサウルスは、小型で二足歩行の植物食恐竜のグループ、「ファブロサウルス科」の仲間です。

ジュラ紀中期(バトニアン~カロビアン:約1億6770万年前~約1億6120万年前)の中国にすんでいた植物食恐竜で、体長は最大1.7m、推定体重12kgです。

丈は人間の腰くらいまであるかないかです。

福井県立恐竜博物館のアギリサウルスの復元模型です。

ヒプシロフォドンの仲間によく似た姿ですが、ずっと原始的なグループなのです。

2009年に石川県で見つかった『アルバロフォサウルス(白山のトカゲ)』も、アギリサウルスに近い仲間です。

ファブロサウルス類について

アギリサウルスの含まれるグループ「ファブロサウルス類」について説明します。

鳥盤類は最初に、装盾類(アンキロサウルスやステゴサウルスなど)と、新鳥盤類に枝分かれし、

さらに新鳥盤類は、
鳥脚類(ヒプシロフォドンやイグアノドンやハドロサウルスなど)と、
周飾頭類(パキケファロサウルスやトリケラトプスなど)に枝分かれするのですが、

ファブロサウルス類は、鳥脚類と周飾頭類に枝分かれする前に現れたグループです。

鳥盤類の中では決して原始的ではないのですが、進化型の鳥脚類や周飾頭類に比べるとずっと原始的です。

アギリサウルスの頭骨です。

上あごの口先が潰れていますが、化石化の過程で潰れたのでしょう。
生きていた時は角質のクチバシがありました。

こちらは動くジオラマのアギリサウルス。

アギリサウルスはツノやヨロイは持っておらず後肢が長いので、敵に襲われると素早く走って逃げたのでしょう。

大型の竜脚類などをうまく利用して休憩してたかもね。

アギリサウルス、描いてみた

アギリサウルスを描いてみました。
小さい頭は三角形で眼窩には眼瞼骨があります。後肢は長く頑丈です。

うっかり長めに描いてしまいましたが、首はもっと短いです。

全身はヒプシロフォドン(鳥脚類)に似ているのですが、アギリサウルス(鳥脚類一歩手前)の方が前肢と前肢の指が長いです。







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