新生代の生物 絶滅哺乳類

エナリアルクトス、アザラシやアシカのご先祖様

エナリアルクトス

エナリアルクトスは最も古い鰭脚類(ききゃくるい)の仲間で、2300万年前~2000万年前の北アメリカや日本にすんでいました。

すべての鰭脚類のグループ(アザラシ科、アシカ科、セイウチ科、デスマトフォカ科)の祖先にあたる動物と考えられています。


エナリアルクトス
学名:Enaliarctos sp.(エナリアルクトスの一種)
分類:哺乳網 食肉目 イヌ型亜目 鰭脚下目 科不明
時代:新生代 古第三紀 漸新世後期~新第三紀 中新世前期
体長:1.5m
発掘地:北アメリカ、日本
学名の意味:海のクマ

エナリアルクトス

エナリアルクトスは最も古い鰭脚類(ききゃくるい)の仲間で、2300万年前~2000万年前に北アメリカや日本にすんでいました。

すべての鰭脚類のグループ(アザラシ科、アシカ科、セイウチ科、デスマトフォカ科)の祖先にあたる動物である考えられています。

脚はすでにヒレになっており、アザラシよりもアシカのような体型で、陸上でも歩くことができたようです。

現生の鰭脚類では退化して無くなっている裂肉歯(肉を裂く歯)は、エナリアルクトスでは立派に残っています。

もしかしたら魚だけでなく、海鳥や小動物も食べたのかもしれません。


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