中生代の生物 恐竜・竜脚形亜目

クンミンゴサウルス、少し原竜脚類寄りの竜脚類

クンミンゴサウルス

クンミンゴサウルスは、ジュラ紀前期の中国にすんでいた竜脚類です。

竜脚類の中では原始的な姿をしています。

Kunmingosaurus
クンミンゴサウルス
学名:Kunmingosaurus wudingensis(クンミンゴサウルス・ウディンゲンシス)
分類:爬虫綱 双弓亜綱 主竜形下綱 恐竜上目 竜盤目 竜脚形亜目 竜脚下目
時代:中生代 ジュラ紀前期
体長:11m
発掘地:中国 雲南省
学名の意味:崑崙(こんろん:中国の地名)のトカゲ

原竜脚類に似てるけど竜脚類だぞ

クンミンゴサウルスはジュラ紀前期(約2億0100万年前~約1億7410万年前)の中国にすんでいた竜脚類で、1954年に発見されました。

丈の高い寸詰まりの頭骨で、ブラキオサウルス(竜脚類)のようなスプーン状の歯を持っています。
Kunmingosaurus
体長11m、推定体重3.5t~7t、竜脚類の中では原始的な姿をしています。

竜脚形亜目の分類ではここらへん。

クンミンゴサウルスの前肢。指があって原竜脚類(プラテオサウルスなど)に似ていますが、原竜脚類のように2足歩行はできなかったようです。
Kunmingosaurus
四肢は大型竜脚類のような柱状脚ではなく、指がちゃんとあります。第一指(親指)には大きな爪があります。

クンミンゴサウルスよりも少しだけ原始的なルーフェンゴサウルス(原竜脚類)と比べてみよう。

クンミンゴサウルス、描いてみた

クンミンゴサウルスを描いてみました。

Kunmingosaurus
丈のある頭骨で四角い顔、竜脚類にしては少し短めの首です。

全体的にガッシリした体格で、後肢は太く、5本指。前肢も5本指で、第一指(親指)に大きなカギ爪があります。

竜脚類ですが初期の原始的な仲間なので、ゾウさんのようなズドンとした柱状の脚ではなく、指があります。


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