先カンブリア時代の生物

プテリディニウムとエディアカラ生物群

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プテリディニウム

プテリディニウムは、約6億年前の浅い海にすんでいた生物です。

上下左右、裏表もはっきりしない舟のような形をした生物で、目や口もありません。


プテリディニウム
学名:Pteridinium sp.(プテリディニウムの一種)
分類:不明
時代:先カンブリア時代
体長:30cm
発掘地:南アフリカ ナミビア共和国
学名の意味:羽毛のようなもの

口が無いのにどうやって・・

プテリディニウムは、先カンブリア時代の浅い海にすんでいた生物です。

真ん中に仕切りが付いた舟のような形をした生物です。

笹舟とかカヌーみたいな形だったようです。

photo by :pixabay

浅い海の底で、堆積した細菌類(緑藻か?)に埋もれて暮らしていたと推測されています。

海底の有機物を食べていたのではないか、とされていますが、前後左右、上下、裏表も不明、目や口もありません。

口がないのにどこから食べたんでしょう?。

もちろんおケツの穴もないので、どこから出したのかも不明です。

細菌類や藻類やから栄養をもらっていたのかもしれません。

植物みたいに光合成ができたのかもしれません。

どんな姿だったのか、描いてみました。

図鑑だと仕切りのフチが仕切り板のような感じで描かれてれています。

化石を見ると、仕切りはスソの広がった低めの三角かな?。

謎の本体

プデリディニウムの化石。一個体の大きさは20~30cmくらいです。

次の時代の古生代カンブリア紀の生物(多くが数cm)が小さいのが不思議に思えるくらいのデカさです。

この化石、実はプテリディニウムの本体の化石ではありません。

チキンライスの画像で例えたら、ライス型がプテリディニウムの本体で、この化石はチキンライスのほう。

エディアカラ動物群の化石の多くは本体の化石ではなく、かたどりした中身や痕跡の化石なのです。

この時代の生物の多くの生物は柔らかい軟組織でできた体を持っていて、化石としてほとんど残っていないため、どんな姿だったかよくわからず、復元図も描く人によってバラバラなのです。

エディアカラ生物群とは

エディアカラ生物群とは、それまで微生物サイズだった生物から、目に見えるほどの大きい生物が現れ、化石として見つかるようになった最初の生物たちの総称です。

現生のどの生物グループにも分類できない(近い系統の生物はいない)と考えられているため「哺乳網 ナントカ目 カントカ科」みたいな分類はされず、「エディアカラ生物群」とか「ベンド生物」とよばれます。

エディアカラ生物群という名前は、南オーストラリアのアデレードにあるエディアカラ丘陵から最初の化石が見つかったため「エディアカラ生物群」と呼ばれます。

管理人
エディアカラ生物の化石はアフリカ、ロシアなど、南極以外の世界各地から見つかっています。

エディアカラ生物群の生きていた時代は約6億3500万年前~約5億4100万年前(原生代エディアカラン)です。

管理人
「地球全凍結(スノーボールアース)」が約6億3000万年前に起こり、以降の生物が目に見えるサイズに巨大化した、という説があります。

古生代カンブリア紀(アノマロカリスのいた時代:約5億4100万年前~約4億8540万年前)には、殻を持ったりトゲを持ったりする生物が現れ、生物史上初めて他の生物を襲って食べる捕食動物が現れました。

エディアカラ生物群が現生に子孫を残さず絶滅したのは、捕食動物が現れたから、とも、気候変動によるもの、ともされています。

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