恐竜・獣脚亜目 中生代の生物

アウロルニス、始まりの鳥の羽は飾り羽

アウロルニス

アウロルニスはジュラ紀後期の中国にすんでいた羽毛恐竜です。


アウロルニス
学名:Aurornis sp.(アウロルニスの一種)
分類:爬虫綱 双弓亜綱 主竜形下綱 恐竜上目 竜盤目 獣脚亜目 科未定
時代:中生代 ジュラ紀後期
体長:50cm
発掘地:中国
学名の意味:始まりの鳥(アウロラ=始まりの、黎明の、オルニス=鳥)

飛べなかったけど4枚羽?

アウロルニスはジュラ紀後期の中国にすんでいた羽毛恐竜です。

2013年に名前がつけられた羽毛恐竜で、体長は50cm、推定体重は500g。

学名のアウロルニスとは、「アウロラ」は、始まりの、とか、黎明の、とか、最初の、オルニスは鳥、「始まりの鳥」という意味です。

前肢に羽毛がありますが、アーケオプテリクス(始祖鳥)のような大きな翼にはなっておらず、小さめの飾り羽だったようで、飛ぶことはできなかったと考えられています。

図鑑では後肢にも翼がある4枚羽の復元図もあるのですが、飛ぶことが無かったにもかかわらず後肢に羽があったとすれば、恐竜や鳥の羽はそもそも飾り用として大きくなり、後から飛ぶため用に変形していった、とも考えられます。

恐竜類と鳥類の境目がはっきりしない羽毛恐竜の一つです。


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