ショニサウルスは、後期三畳紀のカナダの海にすんでいた魚竜類です。
推定される最大体長は21m。
モササウルス類やクビナガリュウ類を含む全ての海生爬虫類の中でも最大で、2021年に、海生爬虫類最大の化石としてギネス記録に認定されています。
ショニサウルス(頭骨)
学名:Shonisaurus sikanniensis (ショニサウルス・シカニエンシス)
分類:爬虫綱 双弓亜綱 広弓下網 魚竜上目 属不明
時代:中生代 後期三畳紀
頭骨長4m、推定体長21m
発掘地:カナダ ブリティッシュコロンビア州
学名の意味:ショショーニ山脈のトカゲ
海生爬虫類、最大級の大きさ
ショニサウルスは、後期三畳紀(ノーリアン:約2億1600万年前~約2億1000万年前)のカナダの海にすんでいた魚竜類(ぎょりゅうるい)です。
1970年、カナダのショショーニ山脈にて最初に発見されたショニサウルス(Shonisaurus popularis)は、最大体長15m、後期三畳紀の原始的な魚竜類の中では最大として話題になりました。
その後、1997年に、ロイヤル・ティレル古生物学博物館と国立科学博物館との合同発掘により、
頭骨長4m(推定体長21m)の巨大なショニサウルスの新種(Shonisaurus sikanniensis )が発見されています。
巨大な頭骨
ショニサウルス(Shonisaurus sikanniensis )の巨大な頭骨。頭骨長4m。高さは2mくらい。
隣のお兄さんと比べると、いかに大きいかわかる。
細長い口先には歯が無く、獲物を吸い込んで丸呑みしていた考えられています。
進化型の魚竜類とは異なり、背ビレを持たず、イルカのような三日月形の尾ビレも持っていなかったため、
細長い体をくねらせて泳いでいたようですが、こんなのがド正面から泳いで来たら・・・。