獣脚類

フクイラプトル、ラプトルの仲間と勘違いされたアロサウルスの仲間

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フクイラプトル

フクイラプトルは、白亜紀前期の日本にすんでいた肉食恐竜です。

名前に「ラプトル」とつきますがベロキラプトルなど(ドロマエオサウルス類)の仲間ではなく、アロサウルスに近い「ネオベナトル科」の仲間です。


フクイラプトル
学名:Fukuiraptor kitadaniensis(フクイラプトル・キタダニエンシス)
分類:爬虫綱 双弓亜綱 主竜形下綱 恐竜上目 竜盤目 獣脚亜目 ネオベナトル科
時代:中生代 白亜紀前期
体長:4.2m
発掘地:日本 福井県 勝山市
学名の意味:福井のどろぼう

アロサウルスの仲間だよ

フクイラプトルは体長4.2m、推定体重300kg、白亜紀前期(アプチアン~アルビアン:約1億2500万年前~約1億0050万年前)の日本にすんでいた肉食恐竜です。

フクイラプトルが生きていた頃、日本はユーラシア大陸にくっついていて、大陸の東の端っこでした。

学名の意味は?

フクイラプトルは2003年に「Fukuiraptor kitadaniensis(フクイラプトル・キタダニエンシス)」という正式な学名が付けられました。

学名の意味は「福井のドロボウ」、種小名のキタダニエンシスは、化石の見つかった福井県勝山市北谷から。

学名に「ラプトル(どろぼう、略奪者)」とつきますが、ベロキラプトルやデイノニクスなどの仲間ではなくてアロサウルスに近い仲間です。

前肢の大きいカギ爪が、ラプトル類(ドロマエオサウルス類)が持つ後肢の「恐ろしい爪」だと思われていたため、学名に「ラプトル」と付けられましたが、研究の結果、前肢の親指の爪であったことがわかり、アロサウルスに近いグループのうち、ネオベナトル科に分類されました。

管理人
アロサウルスの仲間は前肢の親指のカギ爪が大きいのが特徴です。

フクイラプトルの特徴

フクイラプトルの頭骨。

眼窩(目の穴)の上にザラザラした部分(矢印)があるので、何らかのトサカ的なものがあったのかもしれません。

頭骨には大きい穴がいっぱい開いています。頭骨に大きな穴がたくさん空いているのもアロサウルスの仲間の特徴です。

鼻先の小さい穴から、
外鼻孔(がいびこう:鼻の穴)、前眼窩孔(ぜんがんかこう:頭を軽くする孔)、眼窩孔(がんかこう:目の穴)、下側頭孔(かそくとうこう:噛む筋肉の通る穴)です。

頭骨を軽くすることで扱いやすい(コントロールしやすい)というメリットがあるので、獲物の急所を的確に狙ってアタックできたのかもしれません。

フクイラプトルの歯。下あごがガッシリしているわりに、歯は大きくありません。

口の奥に向って少しだけカーブした歯ですが、カーブは浅いです。

何を獲物にしてたのでしょう?。

フクイラプトルはどこで見れるの?

フクイラプトルは、福井県立恐竜博物館で全身骨格を見ることができます。

フクイラプトル一体が丸々見つかって組み立てられたのではなく、幼体から成体まで複数の断片的な骨格を元に、全身が復元されています。

フクイラプトルは、他の恐竜がいる一般展示エリアから少し離れたガラスケースの中にいるよ。







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