古生代

古生代シルル紀は植物が上陸した時代

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古生代シルル紀はどんな時代?

古生代の3番目に古い時代、約4億4340万年前~約4億1920万年前の約2420万年間がシルル紀です。

シルル紀の地層が調査されたイングランドに住んでいた部族「シルル族」に由来して、シルル紀と呼ばれます。

古生代の中ではもっとも期間の短い時代ですが、植物が陸に進出するという大イベントが起こった時代です。

植物がなぜ陸上へ進出できたのかはわかっていません。

シルル紀の大陸配置とシルル紀の生物

シルル紀の大陸配置とシルル紀の生物です。
クリックすると拡大します。

参照:ポプラディア図鑑 WONDA大昔の生きもの

シルル紀はオルドビス紀よりもさらに暖かく、南極の氷河も無くなりました。

シルル紀になるまで陸上に生物はいませんでしたが、コケやシダの仲間が初めて陸上に進出しました。

福井県立恐竜博物館のシルル紀の陸地のジオラマです。

最初に上陸した植物

最初に上陸した大型植物のひとつ。クックソニアの化石。

シダ植物門 リニア網 クックソニアの一種(cooksonia sp.)
クックソニアの茎の太さは1.5mmくらい。
シダの遠い親戚で、葉と茎の区別がなく胞子で増えます。

クックソニアの仲間に姿が似ているといわれる現生のシダの仲間、マツバランです。

マツバランは葉や根を持たず、二股に分かれながら成長し、胞子で増えます。
似ているのは姿だけで、クックソニアよりはずーっと進化した植物です。
画像は盆栽仕立てにして育ててみたマツバラン。
「クックソニア先生」という名前を付けて丁重におもてなししいたしましたが超気難しく、夏には干からび、冬には変色し、消えました・・。
太平洋側の暖かい地域では、抜いても抜いてもコンクリートのスキマから生えてくるとか・・(うらやましい・・)。

植物が陸上を覆うと、水中にいた節足動物が追いかけるように上陸し、陸上で暮らすようになりました。
外骨格の装甲を持っていた節足動物は、水中から陸上へ上がっても重力に絶えることが簡単だったため上陸する事ができた、とわれています。

最初に上陸した節足動物はムカデやクモの仲間です。

管理人
上陸した、といっても植物も動物もそれほど陸生は強くなかったようで、水辺から離れることはできませんでした。

魚類、アゴを持つ

脊椎動物ではアゴを持つ魚類が現れ種類も増えましたが、まだまだ三葉虫、ウミサソリ、オウムガイ、アンモナイトなどの無脊椎動物の天下でした。

プテリゴトゥス・マクロフタルムス(Pterygotus macrophthalums)
ウミサソリの仲間、プテリゴトゥス。
大きいもので体長2mになる節足動物です。

カブトガニの最初の仲間が現れたのはオルドビス紀ですが、シルル紀には現生種と変わらない姿のカブトガニが・・。

淡水域へ逃げた魚類

海水にしかいなかった魚類のうち淡水にすむ魚類が現れたのもシルル紀です。

酸素もミネラルも豊富で水質の安定した海水域とは違い、淡水域は別世界です。
水温も水質も安定せず、干上がったり増水したりする淡水域は地獄だったでしょうが、海の無脊椎動物に襲われるよりはマシだったのかもしれません。

管理人
海水と淡水を行き来する魚は、海水と淡水が混ざり合う汽水域でしばらく体を慣らしてから行き来しています。

無顎類 腔鱗目 ロガニア科 テロドゥスの一種(Thelodus sp.)
この時代の魚のトレンドはアゴのない無顎類でした。無顎類の魚は現在でもヤツメウナギなど少数が生き残っています。

シルル紀~デボン紀にかけて淡水域にすんでいた魚、ケファラスピス。体長20cm。

淡水域に進出した魚は、のちに最初に上陸する脊椎動物へ進化します。







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