中生代の生物 恐竜・獣脚亜目

バンビラプトル、鳥類に最も似た脳を持つ小型恐竜

バンビラプトルは、白亜紀後期の北アメリカにすんでいたドロマエオサウルス類です。

脳の研究から、現生の鳥類に似た脳を持っていたことが分かっています。

バンビラプトル
バンビラプトル
学名:Bambiraptor feinbergi(バンビラプトル・フェインベルギ)
分類:爬虫綱 双弓亜綱 主竜形下綱 恐竜上目 竜盤目 獣脚亜目 ドロマエオサウルス科
時代:中生代 白亜紀後期
体長:1m
発掘地:北アメリカ
学名の意味:バンビサイズの(小さい)どろぼう

学名はデ〇ズニーから

バンビラプトルは、白亜紀後期(カンパニアン:約8360万年前~約7210万年前)の北アメリカにすんでいた小型のドロマエオサウルス類です。

見つかっているのは成長途中の個体で、成長すると最大体長1.3m、推定体重は2~5kgになったようです。

学名の「バンビ」は、小鹿のバンビから。(ディ○ニーのね。)

小鹿のように小さいラプトルという意味ですが、バンビよりも小さいような・・。

ヒトと比べるとこれくらい。キジくらいの大きさかな。
バンビラプトル

大脳の発達した恐竜グループ

バンビラプトルを含むコエルロサウルス類は、他の恐竜グループに比べると大脳が発達しており、特に鳥類にもっとも近いとされる「ドロマエオサウルス類」は大脳が巨大で、連携して狩りをしたり複雑な求愛行動を取るなどの知的な行動を行うことができたのではないか、とされています。

見るからに活動的な、ハンビラプトルの胴体。
前肢は長く、後肢にはドロマエオサウルス類特有の「恐ろしいカギ爪」があります。

バンビラプトル

脳、バンビラプトルとワニと鳥

バンビラプトルは、現生の鳥類とほぼ同じくらいのサイズの脳を持っていたことがわかっています。

視覚が発達し、嗅覚はあまり発達していなかったことも鳥類と同じで、恐竜類の中ではもっとも鳥類に似た形の脳を持っています。

イチイチ君
イチイチ君
アロサウルスやティラノサウルスなどは縦に長いワニに似た形の脳をしています。鳥類の脳やバンビラプトルの脳は丸っこいのです。

バンビラプトルの脳に似ているのはどっち?

バンビラプトルの頭骨と脳。
バンビラプトル

バンビラプトルの脳の形に似ているのはどっち?。

長細いワニの脳。
ワニの脳

丸っこい鳥の脳。
ハトの脳

バンビラプトル描いてみた

前肢は長く、指の骨も長く、腕には大きめの羽があったようです。
バンビラプトル


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