ビセンテナリアは白亜紀後期のアルゼンチンにすんでいた小型の獣脚類です。
生きていた時代は白亜紀後期の初め頃で比較的新しい時代の獣脚類ですが、系統的にはティラノサウルス類よりも古い系統です。
大型でもなく、目立つトサカや派手な帆も持たない獣脚類ですが、このようないわゆる普通の獣脚類のほうが(見つかっていないだけで)、当時はたくさんいたのかもしれません。
ビセンテナリア
学名:Bicentenaria argentina(ビセンテナリア・アルゼンチナ)
分類:爬虫綱 双弓亜綱 主竜形下綱 恐竜上目 竜盤目 獣脚亜目 コエルロサウルス類
時代:中生代 白亜紀後期
体長:3m
発掘地:アルゼンチン
学名の意味:ビセンテナリー(独立200周年記念)にちなんで
独立200周年目に発見
ビセンテナリアは、白亜紀後期の初期(セノマニアン:約1億0050万年前~約9390万年前)のアルゼンチンにすんでいた獣脚類です。
体長3m、推定体重30~40kg。
人と比べるとこれくらい。
化石は3個体が混在する状態で見つかっていて、群れを作っていた可能性があるとのこと。
前肢は長く湾曲した爪はするどく、獲物を捕まえる際に前肢を使ったのでしょう。
頭骨は上下に高さがなく、眼窩の上に低いでっぱりがあります。
学名は、アルゼンチンのビセンテナリー(200周年記念:独立のきっかけになった革命から200年目)の年に発見されたことにちなんでつけられました。
ビセンテナリアの系統
ビセンテナリアの生きていた時代は白亜紀後期ですが系統は古く、コエルロサウルス類に含まれています。
系統図ではここらへん。
ビセンテナリア、描いてみた
コエルロサウルス類ということで、顔はトカゲっぽくしてみました。
現在、羽毛が見つかっている獣脚類の多くがコエルロサウルス類以降に現れた系統なので、羽毛は生え始めっぽく中途半端にしてみました。
現生の鳥類のような軸を中心に枝分かれする複雑な羽毛ではなく、毛のような単純な羽毛を持っていたのかもしれません。
